大雪の中スキー場へ
長野県も新型コロナウィルスの感染者が増えてきているが、長野県民割によるリフト券が半額になるということもあり、誘われて菅平高原スノーリゾートへ行くことになった。事前に日程を決めたが、大雪の予報となってしまった。スキー場は上田市へ抜ける道の途中にあり、何度も通ったことがある。山深くカーブが続く道だと知っているので大雪の日に通りたい道ではない。あまり雪が降るようであれば日を改めても良いかと思っていた。
当日は予報通り朝から雪が降り始め、このまま降り続けると帰りの道は大丈夫なのかも心配だ。それ以前に行くまでの道のりすら心配なほどの雪の降りだ。妻は強く降り出した雪をみて急遽不参加となった。不安な気持ちで集合場所へつくと、地元出身の主催者は中止の気持ちはまったくないようだ。地元の人が大丈夫と言うのだから大丈夫だろうと、雪道をスキー場へと向かった。
複数の山をまたいだゲレンデ
あまりの大雪だったので、菅平についてすぐの菅平サンホテル横の駐車場に車を停めた。駐車場からすぐ近くにレンタルスキーやスキースクールの申込場所があり、リフト券売り場も目の前にある。リフト券を買ってすぐに乗れるリフトもあった。便利だ。
スキー板をレンタルして最寄りのステージ3リフトで、太郎山を登っていく。登った先は太郎山山頂付近で、山頂から放射状にいくつものゲレンデがあり、ゲレンデの下からはまた山頂へ登るリフトが動いている。少し急な斜面の中級者コースのゲレンデであれば、迂回して滑れるように林間コースも併設されているところが多く、林間コース好きには嬉しい。コース図では林間コースを滑って隣のゲレンデに行けるように描かれているのに、実際は整備されていないコースもあった。どのリフトに乗っても太郎山山頂につくので、それがわかっていれば好きなコースに戻れるので問題ないだろう。
太郎山のコースですらすべてを滑れていないのに、連絡通路を使えば根子岳のゲレンデへも行けてしまう。太郎山にくらべて根子岳のゲレンデは幅が広くなだらかで初心者にも滑りやすい。この日は太郎山と根子岳で疲れ切ってしまって行けなかったが、車で移動をすれば、つばくろ山と大松山のゲレンデを滑ることも出来る。つまり、太郎山、根子岳、つばくろ山、大松山の計4つの山を滑ることができるのだ。
本場のパキスタンカレー
ゲレンデの食事は期待しないようにしているのだが、この日はパキスタン料理が食べれたら嬉しいなと思っていた。菅平高原ではパキスタンカレーフェアが開催されていたことを知っていたからなのだが、今回は人と来ているのでその時の流れで食事場所が決まるだろうと半分あきらめていた。駐車した菅平サンホテルに併設されたレストランWingに入ると、パキスタン料理らしいメニューが張り出されている。カレーよりは食べたことのないものにしようと、ティカロールとタンドリーチキンを頼んだ。
食券を渡す受付の女性は外国の方で期待が高まる。奥の厨房にはナンを焼くためのタンドール窯があり、窯の内側にナンの生地を貼り付けて焼き上げている。ティカロールも焼き立てのナンで提供された。スパイスで味付けされたチキンと千切りの野菜がナンで包まれている。手で持って食べやすいようにと、紙でくるまれているのだが、その紙はポップコーン用のものらしく大きくポップコーンと書かれている。それを気にせず、ティカロールに使ってしまうあたりが、本場パキスタン料理という感じがとてもでていて嬉しくなってしまった。