2020年1月11日土曜日

年末の締めに『鮨 希味』に入ってみた。

年末に一日だけ忘年会の予定のない日が出来た。ここ数年、亀のお世話をする替わりに年末に帰省する友人宅へ宿泊させてもらっている。そのときはいつも都内に来たのだから友人と食事をしようという流れになっていた。いずれの友人とも予定が合わず、夫婦二人で飲みに行く機会はしばらくなかった。久しぶりに気軽に飲みに行けるので心が弾んだ。

体調が悪ければ家でゆっくりすることもあるので事前にお店は決めていない。近くのお店を探すが、年末年始で休みの店が多い。そば屋のような年末らしいお店はやっているのではと探してみると、大森駅前に最近出来たという寿司屋を見つけた。

自転車で行ってみると『鮨 希味』と大きな赤い看板が掲げられていた。店の前には今日のおすすめの書かれた立て看板が出ていて、揚げ物などの一品料理も書かれている。料金も予算内に納まりそうだ。入ることに決めた。

扉をくぐると白木のカウンターに案内された。カウンター10席ほどに、テーブル席が2卓。2階もあるようで宴会もできるのかも知れない。30代と50代の二人の板前さんで店を切り盛りしているようだ。先客は3組ほど。壁には握りと日本酒のメニューが掛けられている。

プレミアムモルツで乾杯して、お通しの牛乳寒天をつまみに飲んでいると、お願いしていた刺し盛りが来た。車海老が入っているのが嬉しい。年末最後にこの店を選んで正解だったと確信した。

日本酒に切り替えた。各地の日本酒があったが〆張り鶴にした。体を温めてくれる温かいものも食べたくなり、カキフライもいただいた。寿司を握ってもらおうという段になり、品定めをする。幸いなことにすべての寿司に値段が書かれている。それでは、好きなものを食べるだけではつまらないからと、一人が頼める値段の上限を1000円と決めて、各々プランを組み立てながら注文する。妻はウニを頼むなど、一点豪華主義。私はアジやコハダを頼むなどコスパ重視。結局上限を少し超えるも、米が口の中でほどける寿司を味わうことが出来た。

目の前で板前さんに握ってもらって、お酒こみで一人5000円ほど。ぜひまた伺いたい。その後はプラプラしていると『蔦八』さんが営業していたので煮込みとビールで楽しんだ。