2023年1月12日木曜日

『だし生活、はじめました。』を読んで、だしをひいてみた。

どんな本か

料理をするならば、だしをひいた方が良いという気持ちはあるが、それでもなかなかだしをひくことが出来ない。 本書は、だしのひき方を教える本というよりは、そんな人の背中を押してくれるの本なのではないだろうか。

だし生活をはじめるに際しての道具の購入からはじまり、だしとなる鰹節・昆布がどのように作られているか、関東と関西のだしの歴史がどのように形成されたのであろうかなどが描かれる。だしを巡る知識を外堀から埋めていき、だしへの興味を深めていった結果、だしを取り始めるようになる人々の姿が目に浮かぶ。

だしのひき方

もちろん、かんたんな昆布だしのひき方を知ることも出来る。

1リットルの水にだし用の昆布10グラムを入れ、冷蔵庫に入れて一晩から二晩おく。
梅津有希子,『だし生活、はじめました。』,祥伝社,2015,178頁

読み終えてすぐに真昆布を10ぐらむを入れて出汁をとってみた。乾麺のそばのつゆに昆布だしと醤油を入れるだけで十分美味しかった。

かんたんな鰹だしのひき方もしることが出来る。

分量は、水1リットルに、本枯れかつお節を15グラム。 鍋に水を入れて沸騰したら、大きめのボウルに熱湯を注ぎ、かつお節を入れて1分待ちます。その後ふきんでこして出来上がり。
梅津有希子,『だし生活、はじめました。』,祥伝社,2015,72頁

こちらは家にかつお節がなかったので、まだ試せていない。ふきんでこすのは難しそうなので、家にあるかつお節こし器を使ってみようと思う。

良かった点

スーパーでは日高昆布をよく見かけるが、だしをひくのならば日高昆布ではなく、真昆布か羅臼昆布をオススメしてくれている。濃厚さから真昆布か羅臼とのことで、昆布だしに慣れていなくて、だしをひいてもあまり味を感じないと続かないと思うので、濃厚さは重要だと思う。手間をかけた見返りが少ないと続かないと思うので。

かつお節出汁はまだ試せてなく、何も知らない状態が続いているので、具体的に良かった点もまだわからない。今後に期待。 少なくとも、選ぶべき昆布とかんたんな出しのひき方がわかったので、良かった。今後も無理せず続けていきたい。